身体が一つにまとまっていないと重く感じる。
身体が重く感じる時と軽く感じるとき
梅雨時は、身体が重く感じられる人が多いのではないでしょうか。
身体は自分自身なのに、その身体が重く感じられるのは何故でしょうか。
身体が重いときは、
自分の身体が自分のものでないように感じられます。
自分の身体のなかの一部だけが自分のものであって、
その他の部分は自分のものでないように重く感じられます。
そういう時「心」は、身体の一部分だけに凝り固まっています。
凝り固まった範囲だけを自分の身体と見なして、それ以外の範囲を動かそうとがんばっているような状態です。
身体が軽いときは、
身体が一つにまとまっているように感じられます。
そういうときは、身体の事をあまり意識しないものです。
「心」も、伸び伸びとしているのではないでしょうか。
このように、心と身体は同じように動きます。
力が「固定化」している
身体が重い時は身体の中で、
「どこか力みが抜けない所」と、
「緩んで力が入らない所」
があり、それが「固定化」しているのです。
なにか固いものに柔らかいものがぶら下がっているようなこの状態を
「たるみ」といいます。
止まっているものを動かす
「たるみ」状態を抜け出すには、固定化している緊張と弛緩を動かさなければいけません。
人は、生きている限りは、緊張と弛緩を繰り返しています。
しかし「固定化している部分」は、緊張と弛緩のリズムと無関係に存在しています。
「固定化」とは、その部分の時間が止まっていると言っても良いかもしれません。
その時間を再び動かしてやるのです。
時間を動かすには、いろいろな方法があります。
- 心からアプローチする。
- 身体からアプローチする。
- 緊張を緩ます。
- 弛緩に活を入れる。
いずれにしても、人は動物ですから動いているのが本来の姿です。
動いているのが気持ち良いはずです。
歩いたり、走ったりしていなくても、血流が良いとか、深い呼吸ができる、というように内部の動きを感じるだけで気持ち良いはずです。
時間が止まっている場所が動き出すのは、なんだか気持ち良い事です。
それだけで、心も伸び伸びと軽くなってきます。
まとめ
- 身体が重いと感じるのは、心と身体が弾力を失って、ある部分で緊張と弛緩が固定化しているからです。
- 別の言い方では、身体のある部分の時間が止まっているといってもいいかもしれません。
整体の施術は、身体のある部分の「緊張と弛緩の固定化」、「時間が止まっている」のを、再び動き出すように誘導するものでもあります。
身体が重い時の対処法については、施術者のブログ「癒し整体師の 心の風景」の
「身体が重いときは」
「身体が重いときは2」
「身体が重いときは3」
「身体が重いときは4」
をご覧下さい。