肩こりの原因、目の疲れ、内蔵の疲れを調整する。

肩こりについて

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いろいろな肩こり

肩こりにもいろいろな症状があります。

  • 肩甲骨の内側がこる
  • 首の付け根がこる
  • 頭の付け根がこる
  • 左右どちらか片方がこる

いずれも肩周りの筋肉の強張り、背骨のずれによって起こってくる場合がほとんどです。
では、その筋肉の強張り、背骨のずれを起こす原因となるのは何でしょう?

その原因は

[check]目の使いすぎ

目の使いすぎは肩、首周りの筋肉を直接強張らせてしまいます。

現代では、身体を動かすことに対して目や頭を使う事が多いので、どうしても肩、首回りの筋肉の強張りが生じやすいです。
目の疲れからくる肩こりには、直接目を休める方法が一番です。

目を休めるのに、お勧めなのが蒸しタオル法です。
タオルを水で濡らして、電子レンジなどで温めて目に当てるという簡単な方法です。
簡単ですが、効果絶大です。

特に目を酷使する人は寝る前、食事の前に行うと、肩こりも緩和されることでしょう。

「蒸しタオル法」
「目の疲れについて」


[check]手の使いすぎ

首の筋肉、肩周辺の筋肉と手はとても関係が深いものです。
特に手首に慢性的に力を入れ続けることは、本人も気付かないうちに首の筋肉を強張らせることになります。

また、指の偏った使い方によっても手首や肘が強張ります。
その時、必ず同時に首の筋肉や肩周辺の筋肉も強張っています。
パソコンのマウス、キーボード、携帯等、現代は指を強張らす要因が多くあります。

手首の緩め方について、やり方を書いておきましたのでご覧下さい。

手首の強張りを緩める


[check]食生活の乱れ

内臓の疲れが肩こりに関係あると言ったら驚くでしょうか。

肩甲骨の間に位置する背骨は内臓ととても関係の深い所です。
特に左側は胃、右側は肝臓と関係があります。

食べ過ぎ、飲みすぎなどにより胃や肝臓に負担をかけ続けている人は、背中の上部がバリバリに固くなっています。
それでは、肩こりになってもしょうがありません。
また、内臓の疲れからくる肩こりは慢性的な肩こりの原因にもなります。


[check]頭蓋骨の歪み

何らかの原因により、頭蓋骨に歪みが生じている場合があります。
頭蓋骨の歪みは首の筋肉の強張り、ひいては肩周辺の強張りに波及します。
肩こりのある人で頭蓋骨の歪みのない人はいないのですが、内蔵など下から歪みが生じて頭蓋骨に波及している場合と、頭蓋骨自体に原因がある場合があります。

  • 頭を強く打った
  • 片方の耳だけのヘッドセットを着ける機会が多い
  • 片目だけを使う癖がある

その場合は、頭蓋骨の調整をしなければ、肩周辺だけをほぐしても肩こりが治まりにくいのです。

解消のために

いろいろな原因がありますが、まずは肩周辺の筋肉と肩甲骨周辺の筋肉をほぐさなければいけません。

水かきをほぐす

脇の下の腕の付け根に親指以外の指を入れて下さい。

そして親指で腕の付け根の前側から挟むように「つまむ」とコリコリとした大きな筋肉に触れます。
いわゆる大胸筋です。

その大胸筋を腕側にたどっていくと、スジのような質感に変わります。
そこが「前の水かき」と呼ばれる場所です。

愉氣のできる人は、そこを愉氣します。
わからない人は、つまんで「痛気持ち良い」場所を見つけてじーっと気持ちよさに浸ります。
蒸しタオルで温めても効果があります。

また、大胸筋を大きくつまんでも効果があります。
気持ち良い場所や、痛気持ち良い場所を探して下さい。

後ろの水かき

今度は脇の下に親指を入れます。
そして他の指で後ろ側からつまみます。

肩甲骨を裏側からつかんでいるイメージです。
その周辺が「後ろの水かき」です。

いずれも厳密に場所は決まっていなくて、つまんで「気持ち良い」、「痛気持ち良い」場所をつまんでその気持ちよさに浸るようにします。

その脇の下周辺の筋肉が緩めば肩こりはかなり楽になっているはずです。

腕の力を緩める

手のひらを下に向けるのを内旋といいます。
手のひらを上に向けるのを外旋といいます。
この内旋、外旋の方向を覚えて下さい。

手のひらが外旋すると腕の力が緩まります。
あぐら座りや正座、または仰向けに寝転がって手のひらを上に向けてしばらくぼーっとします。
腕の力が抜けてくると、肩の力みも抜けてきます。

コツは、手のひらを上に向ける時と、手のひらを下に向ける時の感じの違いをしっかり感じることです。
慣れてくると、手のひらの向きだけで感覚が随分と変わる事が分かるようになります。

注意点

つまむときも、体操もそうですが、「気持ち良い」を超えてはいけません。
「痛気持ち良い」は大丈夫です。

痛いのを無理にするとかえって身体を壊す事がありますので、注意して下さい。

肩こりは難しい

以上の方法は肩こりの応急処置的な解消法です。
やり方がわかりにくい方や、詳しく教えて欲しい方は、ご来院時に質問して頂くか、掲示板で質問をお願いします。

また、必ずしも肩こり解消を保証するものではありません。
簡単なノウハウ的なものではありません。
大きな変化がなくても、何度も試してわずかな変化に敏感になって下さい。

それが、身体を変える入り口になります。


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